2017-12-18
どーも、糟谷です。
11月28日にTokyo EATでお話をさせて頂きました。
Tokyo EAT(栄養と摂食を考える研究会)は、自宅や施設、病院どこにいても本人に見合った食支援が出来る地域づくりを目指して、今年立ち上がった研究会です。田無病院院長の丸山先生、日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長の菊谷先生が中心となって活動をされています。
第2回目の研修会は、聖ヨハネ桜町病院ホスピスの意思である大井裕子先生と丸山先生の講演があり、僕も時間を頂きました。
医学的な判断によって、「食事はできません。」と言われることはよくあるが、その医師の判断が大勢を占める意見だとしても、人生の最終段階においては「食べること」をどうするかという選択に正解はなくて、「この状況で食べること」を「良し」とするか否かは、「本人がどうしたいのか?」ということが一番大切。食べてみたけどやっぱりダメだったというケースに関しては、その過程を患者さんとご家族と医療者が一緒に経験し、本人の気持ちを聞くことから始めてみてほしいと大井先生は仰っていました。専門職ではない、地域住民が”自分ごと”として動けるような地域社会を作る。そんな地域を目指して、地域食支援サポーターを作る事でこの社会問題の解決を図ろうと取り組まれています。
丸山先生は世界の病人は何を食べているのか?というテーマで、韓国、中国、台湾の術後食や流動食についてお話をして下さいました。
日本ではお粥(重湯、三分粥、五分粥、七分粥、全粥)を食べるのが当たり前という感覚でいましたが、米を主食としない国もあるんですよね。そして、日本だったら味噌汁、韓国だったら水キムチなどのその国におけるソウルフードが食事の中に入っている事も興味深かったです。
食は栄養学的な要素だけではなく、その国やその地域における食文化が深く関わっているんですね。うーん、深い!!
とても面白いお話でした!!
僕はたまケアLiveの話をさせて頂きました。
貴重な機会を頂き、有難うございました!