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コミュニケーションを考える

2017-06-22

どーも。かすやです。

梅雨空の日曜、どうお過ごしですか?☔️

僕は来週の日光ウルトラマラソンに向けての最終調整20kmを雨にも負けず朝一でやっつけ、友人宅でのBBQに行ってきました

 

さて、6/21に日本リハビリテーション専門学校 理学療法学科講師であり、質問型対話力認定トレーナーの高瀬慎輔さんを講師にお招きし、勉強会を行いました。

 

テーマは”「コミュニケーションを考える」聞けていますか?利用者の想い”。

 

ある調査機関によると、コミュニケーションが得意ですか?との質問にYesが3割、Noが7割。そして、コミュニケーションを勉強した事があるかの質問ではYESが2割、Noが8割だそうです。この数字の捉え方は人それぞれだと思いますが、勉強をした事がある人が2割に対して得意としている人が3割いるというのは興味深いですね。

 

僕ら医療介護職は毎日誰かしらと接しコミュニケーションを取っています。

利用者や家族、医療介護専門職、医療福祉機器メーカー、同じ職場のスタッフ、etc…。

 

その時に非常に大切なのが、共感と同感。

みなさん、この違いって分かりますか?

 

共感は「あなたは今そう感じてるのね。辛い気持ちなんだね。」と、相手の気持ちを組んであげること。

同感は「わたしも同じ気持ち!」と、相手と同じ意見ということ。

 

【共感】

A君:今お腹が空いて倒れそうなんだよ。

Bさん:お腹が空いて辛いんだね。

 

【同感】

A君:今お腹が空いて倒れそうなんだよ。

Bさん:うわー!分かる分かる!私もお腹が空いて倒れそうなの。

 

よくある日常会話のようですが、これが中々難しいんですよね。

僕もコミュニケーションはすごく苦手です。

人の気持ちが分からない人なんだから!と言われる事もしばしば…笑

 

学生時代から自分自身の課題に感じていて本を読んだりセミナーに行ったりしているのですが、本当に難しい。中には意識しないで出来ている人もいますが、コミュニケーションは意識してやった方が良いと最近つくづく思います。さらに突き詰めると、人の特性というのがあってそれを意識して話し方を変えたりしていくのですが、どこかで壁に当たります。

 

以前は、”これは自分の個性なんだから、人に合わせてコミュニケーションを変えるなんて個性が無くなる!”なんて思う事もありました。その時の立場によっても違うとは思うのですが、同感や共感は共通していると感じています。

 

僕がこの勉強会を高瀬さんにお願いした理由があります。

たまに僕の会話に出てくる事が聞いた事がある人もいるかもしれませんが、病院勤務時代にある患者さんから言われた一言が心に残って未だに消えていないんです。

 

「糟谷さん。いつもリハビリの人たちには本当にお世話になっていて、あなた達のお陰で身体が良くなっています。本当にありがとう。でもね、これだけは分かってもらいたいの。私たち患者もあなた達に毎日気を遣いながらリハビリを受けているのよ。」

 

当時、リハビリスタッフは40名近くいたのですが殆どが新卒と経験年数2,3年めのスタッフでした。僕もまだまだ若かったですし、この言葉を貰い何とも言えない気持ちになったのを覚えています。

 

関係無いと言われてしまえば、それまでですが、当時の患者さんの多くは昭和という時代を必死で駆け抜けてきた方達で、今の僕らがこうして暮らしていけるのは、この方達のお陰だと思っていました。

 

そんな方達に先生(今は少なくなりましたが)と呼ばれ、22〜25歳の若者が80歳前後の患者を教える立場になっている。違和感でしか無かったです。専門職として伝えなければいけませんが、物の言い方がありますよね。

 

まずは、同感と共感。

その先にもコミュニケーションを取る上で大切な事は沢山ありますが、まずはこれじゃないでしょうか。

 

そして、利用者や家族、医療介護専門職、医療福祉機器メーカーだけではなく、まずは職場のスタッフ同士が同感と共感を出来る職場環境を作りたい。これが勉強会を開いた2つ目の理由です。

 

「そんなの出来てるよ」

 

そう思った方は要注意ですよ!!

僕も以前はこんな風に思っていましたが、実際は僕の自己満足でした。

 

同感と共感。

また明日から意識してやっていきます!

 

勉強会のまとめ

 

①本音を聞くには…。信頼関係!

②物事の捉え方や価値観は人それぞれ!

③自分は話しやすい人になれているか?

④言葉の裏には想いがある。(感じる・思う→考える→行動・発言)

⑤自分のことをどれだけ知っているか?

 

 

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