日曜日はFLAT STANDで読後会を開きました。

阿部敦子さんをお招きし、阿部さんが書いている認知症介護小説『その人の世界』について、美味しいコーヒーを片手にゆるりを語り合う、ただそれだけの会。

僕はこの小説を読んで、衝撃を受けました。
読み進めていくと、日々出会う利用者さんの顔が頭の中に勝手に浮かんできて、僕に問いかけるんです。

『ちゃんと私の事を理解してくれている？』

阿部さんが書く小説は、本人から見た1人称の世界です。
認知症状態の方を僕たちが理解出来ていないんだと強く考えさせられました。

専門職は専門職というマントを羽織った途端に、何かのスイッチが入ってしまう気がしません？

『自分だったら？自分の家族だったら？』

そう強く思いながら目の前の方に関わっている人はどの位いるんだろう。

僕自身、すごくすごく反省させられました。
今日から違う視点で目の前の方に関わっていきます。

https://ninchisho-online.com/archives/13246/