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ワクワクするようなケアプランがあったら素敵じゃないですか?

2017-07-28

今日は地域リハビリテーション活動事業の日。

今日お邪魔したのは、地域包括支援センター安立園の1Fにあるさんぽ道。

ケアマネサロンで地域のケアマネさん向けに話をさせて頂きました。

 

事前に頂いていたテーマは『リハビリ職から見るその人らしい「自立支援」のプラン』でした。

 

内容をざっくりまとめると

①リハビリテーションはみんなで行うもの

②在宅リハビリテーションと病院や施設のリハビリテーションの違は何か(ICFの観点より)

③通所リハビリテーションと在宅リハビリテーションは何が違うのか。府中は通所に行くもんだという認識が強い?

④まだまだ点で見ている専門職が多い。自分たちが居ない時を考え、線として介入出来る専門職が望まれる

⑤ADLが落ちてからリハビリテーションの依頼が来るケースが多い事についてどのタイミングで介入するのが妥当なのか。早期介入で起こりうる問題はコストの問題?

⑥PT・OT・STはどんな事が出来るのか。依頼は歩行や筋力upが殆どだが、慢性呼吸不全や心疾患、摂食・嚥下障害、がん、認知症などに関して在宅リハビリテーションの専門家としてどのような関わりが出来るのか

⑦誰のためのケアプラン?そのケアプランが実現させることで、果たして本人の希望通りになるのか

 

という話を中心にしました。

 

さんぽ道でのケアマネサロンということで、いつもお世話になっている安立園の包括職員やケアマネさんがいたから心強かったですよ。遠慮なく伝えられました。

 

僕らリハビリテーション専門職の質も日々見直していかなければいけません。

ケアマネさんは強い要望を持ってリハビリテーションの依頼をして下さるといいのにな。

 

・3か月後に孫の結婚式があるから、何としてでも歩かせてもらいたい。

・酸素を付けて生活していて動くとすぐに強い息切れがある。でも車に乗ってスーパーへの買い物には行かせてあげたいので2か月後には目標達成出来ないか?

・大腿骨頸部骨折後、早めに退院した。来月には訪問リハビリテーションを卒業して通所に通わせたいので、家の中の生活自立と玄関の出入りや外歩行の自立を目指して欲しい。

・脳梗塞後の片麻痺が残っているが、夫の夏休みに合わせて沖縄旅行に行きたいという希望がある。あと半年で飛行機に乗って旅行が出来るようにしてもらいたい。沖縄ではソーキそばを食べて、美ら海水族館に行きたいという希望があるから何とかできないか?

 

こんなワガママな依頼が良いんです。

 

こんな言い方は語弊があるかもしれませんが、”ワクワクしたケアプラン”が欲しい。 言って良いというお許しが雰囲気的に出ていたので、今日のサロンでもしっかりと伝えました。

 

僕らが出来ることをもっと知ってもらいたいです。

そして、ケアマネさんの枠から一歩踏み出せるような勇気を持って頂ければ良いなって思っています。

脱・制度依存!!!

 

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