クラスのみんなが『晴』という漢字を書いても線のとめかた払いかたは絶対に同じにはならない。それが個性です。みんなが『晴』と書く中で『雨』と書いて、僕はみんなと違うんだ！　すごいだろう!!　と言ってもそれは個性とは認められません

（原文ママ）

どうも、バイク移動は手が冷たい！カイロが手放せない片岡です。

上の文は『個性』と『わがまま』の違いについてSNSで書かれたものです。教育現場で先生が生徒に言った言葉のようです。

なるほど、、、

自分が小さい頃は

個性を伸ばせ！わがままを言うな！そう言われてました。

『それはこの人の個性だから』

『個性的な事をやりたければ、まずは基礎的な事をやれ！』

よくわからないけど個性って便利な言葉だなと思っていました。

我が家には2匹のフクロモモンガがいます。

上が“ぷーちん”、下が“はなちゃん”

どちらもメスです。

同じモモンガでも顔がちがうでしょ？

フクロモモンガは夜行性です。

夜2匹が起き出した所で、急に電気をつけ明るくすると

手前にいるのは“ぷーちん”左で顔がちょこんと写っているのは“はなちゃん”

“ぷーちん”は体が大きく、群れのボス（2匹の）、悪戯されて育ったので少々の事ではビクともしない。でも怒ると大変。明るくったって飯優先！

“はなちゃん”は体は小さめで、素早く、野生的。警戒心が強く、物音や明るさに敏感。急に明るくなるとポーチに逃げ込む。

一緒にいるけど、生まれも生い立ちも違う2匹。

みんなちがって、みんないい（金子みすず）

訪問リハビリでは“同じ”を求められる一方、“特別”も求められます。

「あの人はやり方が違う！」、「あの人はこれをやってくれたのに！」

私が訪問リハビリ駆け出しの頃何度も言われたセリフ。一時は先輩方と同じリハビリを求め、プログラムや立ち振る舞い、声掛け方法を他のスタッフに何度も教えてもらって訪問に行っていた事がありました。大体上手くいきませんでした。。。

素晴らしい事だったと思いますが、きっとそれだけでは足りなかったのでしょう。

同じ目標を持ち、価値観を共有する。そして、ご利用者様やご家族様や訪問者が出来ることを精一杯行う事で、個別性の高い特別なリハビリを提供出来る。

基礎的な事を一生懸命学ぶ。そして、その人の性格や経験が個性的な物を生み出す。

同じ漢字の見本を見ながら、カキジュン、トメ、ハネ、ハライを真似して書く。そして、それぞれの味がでる。

みんなちがって、みんないい